認知症への理解を深める!おすすめの本を紹介

認知症という言葉は知っているけど、実際にどんな症状なのか正しく理解している人は少ないかもしれません。内閣府が公表した令和6年度版 高齢社会白書によると、「令和4年における認知症の高齢者数は443.2万人(有病率12.3%)、MCI(軽度認知障害)の高齢者数は558.5万人(有病率15.5%)」と推計されています。
つまり、高齢者の約4人に1人が認知症または軽度認知症である計算(認知症12.3%+MCI15.5%=27.8%)になります。

認知症は単に年を取ったからといって起こるものではなく、誰にでも発症する可能性のある身近な問題です。
家族や友人が認知症と診断されたとき、どう対処すれば良いのか迷うこともあります。
そこで、認知症についてもっと知りたい、理解を深めたいと思っている方のために、おすすめの本をご紹介します!

必見!認知症を理解するのに役立つ本

認知症患者の行動の理由、心の仕組みについてマンガで知ることができます。全編マンガなので読みやすく、コミカルに表現されているのでクスっとしながらも、認知症患者の行動の理由と対処方法についての心理学的論理が分かりやすく説明されているので、認知症患者の心の動きが深く理解できました。

こちらの本はマンガと文章で認知症患者の心の仕組みを解説しています。介護者と患者の両方の視点で出来事に対する心の声と、患者の心に寄り添った対処法を知ることができます。
この本を知ったときはすでに母が認知症と診断されており、日常の母の行動でいろいろとひと悶着があってから読み始めました。母の行動の理由とその対処方法を知っていることで、自分の感情の乱れがおこりにくくなりました。
現在このシリーズの本は合計で3冊刊行されていますのでぜひ一度ご覧ください!(2024年7月現在)

認知症患者からみた出来事をオムニバス形式のマンガで紹介しています。心温まるお話や微笑ましいお話もありますが、中にはちょっと涙が出そうになるお話もあり、「あぁ、認知症である本人も一生懸命に日々を過ごしているんだ」と改めて思い、読んだ後は認知症の母に寄り添いたくなりました。

認知症患者の心の仕組みを理解することが重要!

今回は内容が理解しやすいマンガで書かれた本をご紹介しました。
認知症とはどういうものなのか、認知症患者はどのような行動をするのか、その行動の理由と心の仕組みを知ることで、患者本人の心のケアと出来事への対処がしやすくなります。また、介護者の心の負担の軽減にもつながります。
認知症について知りたいと思ったときは、ぜひ今回ご紹介した本を一度ご覧ください!

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