家族の介護が始まった!介護初心者にも実践者の方にも役立つ介護の本を紹介!

介護 初心者 実践者 おすすめ 本 ながれ 申請 手続き

これから家族の介護が始まる方、「介護って、どこから始めればいいの?」「どんなことに気をつければいいの?」と思っていませんか?
介護は、誰しもが直面する可能性のある課題です。しかし、いざ介護が始まると、様々な不安や悩みが湧き上がってくるものです。

また、「毎日続く介護に疲れてしまった」「家族との関係が以前のようではない」と、すでに家族の介護をしている方にとって、介護は、体力だけでなく精神的な負担も大きいものです。一人で抱え込まず、周りの人に頼ったり、専門家のアドバイスを求めたりするなど、人や制度を最大限に利用していくこと、そして自分の健康と生活にも気を配ることが大切です。

介護初心者の方に向けて、介護の基礎知識から具体的なケアの方法、そして心のケアまで、幅広くサポートしてくれる本をご紹介します。
また、介護実践者の方に向けては、介護の悩みを共有し、具体的な解決策を示してくれる本を厳選しました。

これらの本が、あなたの心の支えとなり、介護を続けるための力を与え、あなたの介護生活を少しでも楽にし、充実したものにしてくれることを願っています。

初めての介護に役立つ本

介護が必要になったときの流れや基礎知識がこの本一冊で大変よく分かります!マンガで説明しているので、どんなに難しい内容でも分かりやすくて理解が深まります。
介護ってどうやって始めればいいのか、どんな介護サービスがあるのか、サービスを利用したい時誰に相談したらよいのか、介護の制度や施設、サービスのほか、介護にかかるお金(給付金や自己負担額など)に関することも丁寧に説明されています。
特に目から鱗だったのは「親の介護をするとき、介護にかかるお金は親の金を使う」ということ。
親の介護のお金は私たち(介護する側・子供)が出さないといけないんじゃないかと思う人が多いかもしれませんが、私たちがお金を出してしまったら自分の生活がままならなくなり、介護どころではなくなってしまう可能性もあります。
昔ながらの慣習や価値観がまだまだ残る今、現代の介護に対する考え方とやり方を教えてくれる一冊です!まだまだ親が元気な方も、この本で予備知識を入れておき、親御さんにも読んでもらうことができれば一番いいんじゃないかと思います。

介護前のことや介護を始めるながれ・申請・手続き、介護サービス(施設、制度)のほか、お金のことや保険、最終的な看取りの事まで、まさに本の表紙にある通り「全方位型」で高齢者の生活・介護・看取りの知識を知ることができます。
イラストや図解を使って説明しているので内容が理解しやすく、Q&Aやコラムもあり、介護の心配や不安をかなり軽くすることができそうだと感じました。
高齢者の介護をした経験から、介護は事が起こってから行動するのではなく先手を打つことが必要だと実感してます。介護前から看取りまでの基本的な知識を網羅したこの本は、老齢の親を持つ方には必携の一冊です!

家族の介護をしている方向けの本

介護経験者のリアルな声とともに、知っておきたい介護のノウハウや心構えを解説しています。老齢の親は子供の言うことを素直に聞かないことが多く、そんなときの対処法やコツも掲載されています。
介護経験者のアンケートやコメントが多く掲載されているので、介護の相談をできる人がいない、思いを共有できない状態にいる方にとっては、読むだけでも心がかなり軽くなると思います。実際、私が介護中の時は、問題の解決方法を知るよりも、その大変さや葛藤する気持ちを共有したり、他の人も同じ思いをしているのだと知っただけで心が軽くなり安心・安堵できたことが何度もあります。心が軽くなると、「よし!何とかしよう!」とやる気が出てきたり、勇気を出して思いを伝えたりと、前に進む推進力が出るのです。
一人で介護をしている方、介護に疲れてしまっている方、また、介護で大変な思いをしている家族や友人がいる方は、ぜひこの本を手に取ってください!手元に置いておきたい介護の教科書の一つとしておすすめです!

厚生労働省の調査では2022年度の認知症患者は約443万人と推計され、2050年にはMCI(軽度認知症症状)・認知症患者数は1200万人を超えるという推計も出ています。認知症患者を介護する世帯が今後増加することは必然のため、認知症患者の介護についての本をお勧めとして紹介します。

この本は、認知症の両親を介護するとき、症状がどのように進んでいくのかを春夏秋冬の季節になぞらえ、著者である認知症の専門医が実際のエピソードを交えて説明しています。一般的な認知症症状を説明するかたい説明調ではなく、語りかけるようなエッセイ調で書かれているので、普段読書をしない方でも抵抗感なく読み進めることができると思います。
この本は実践的な介護のやり方などがたくさん書かれているわけではありませんが、認知症の諸症状が出た時の介護者の心の持ち方、対処法を優しく説明してくれており、これらを事前に知っているかいないかで、認知症患者の介護をしている方の精神的苦痛がかなり和らぐはずです。
本に出てくる「介護はほどほどでいい」という言葉に心がほぐれます。
現在認知症の親を介護している方はもちろん、老齢の親を持つ家族(介護者となる夫婦やその子供)、そして高齢者に向かう自分たちの準備のためにも読んでおくべき本だと思いました。

まとめ

介護は、誰しもが経験する可能性のあることです。この記事では、介護の基礎知識から、具体的なケアの方法、そして心のケアまで、幅広くサポートしてくれる本をご紹介しました。
介護はとてもネガティブに捉えられ、その悩みや負担は介護している当人や家族が抱え込み続けてている現状が多くあると感じています。ですが、介護の道は決して一人ではありません。
これらの本を参考に、周りの人や専門家と協力しながら、介護者自身の生活・健康・メンタルにも気を配り、介護をよりスムーズに進めていきましょう!

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